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TCB jeans_Hard Working Cat Hero Jacket Hard Working Cat Hero Jacket

42,140円(税込)

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2022年 春に発表したWorking Cat Heroシリーズ。
きっかけはRyoくんが
『いつかJohnが着てたWranglerを作りましょうよ!』
という会話からスタート。
それが気がつけば当時Apple RecordsでBeatlesのマネージャーをしてたTony Bramwell にインタビューまで敢行できたのは自分たちでも凄い事なのでは無いかと自負しております。

そしてJohnからは少し離れてしまうんだけど、
111MJを作った時に、沸々と湧いてた構想がラングラータイプのライニング付き。TCBではここ数年は毎年冬になると、Gジャンやカバーオールのライニング付きを作成してきました。

自分自身もそうですが、冬に化学繊維の洗えないダウン等を作業着として着て袖や首周りがボロボロになっても様にならない。
であればいつも纏うGジャンやカバーオールの裏付きを作れば冬でも暖かいのでは無いか?としかし私が10代の頃はブランケット付きのGジャンは人気が無く、ブランケットを剥がして販売されてる事も良く有りました。
そんな経験から裏付きのワークウエアなんて作るのが大変なだけで受け入れられるのかな?という不安が有りました。
ですが、50’sJKを発表した3年前、そんな不安は一蹴されました。

冬でも空調の効かない所で働くプロユースの方から
『待ってたよ!』とブランケット以上に暖かいお言葉の嵐(笑)
自分が小学生の時に見たドラマの
ジャケットをひっくり返してブランケットを表にして着る提案にも
『確かに当時古着屋の店員さんがそうやって着てました!』
と懐かしむお客さんもいてそのやりとりも嬉しかったですね。

さて話を今年に戻しまして
Working Cat Heroが出来た時からこの日を狙ってました。
ゴールデンライナーが特徴の888MJLモデルを作らせて頂きます。
通常ライニング付きといえばウール混紡のボーダー柄が多いのですが、このモデルはコットンのフランネル素材。

もちろんウールより暖かさは劣るのかも知れませんが通常のGジャンとは違う暖かさを感じる事が出来ると思います。

勘違いされない様に書きますが、私たちは冬だからライニング付きのGジャンを無理やり作ろうとは思いません。むしろ作りたいジャケットが無くなった際にはTCBのライニングシリーズは終了させるつもりです。

今回も作りたくて始まったProject: Hard Working Hero Jacketをお楽しみ下さい。

□縫製仕様
(帯付け)
帯付けはVintage同様チェーンが途中で脱線する仕様。
過去に確認した全てのvintageが脱線してる為、イレギュラーでは無くあえて落としてるWrangler特有の縫製方法だと思います。

(Dot Tuck )
一重の時もそうしましたがVintageのDot Tackは意外とラフで左右の位置が微妙にズレてます。TCBでもVintageを参考に同じルールでズラしてTuckを入れました。

(アームホール)
帯付けをわざと脱線する発想と同じに見えますが、LevisやLeeのブランケット付きは裏地も巻き縫いされてるケースが多いですが、このモデルに関してはオーバーロックが入って方倒しのダブルステッチ仕様になってます。 

(生地)
LeviやCowboy時代の右綾Leeは今まで作りましたがTCBでは左綾は初めてです。今までのノウハウの蓄積は使えないので一から考えることになりました。Wranglerは3大ブランドと言われながら他の2社に比べて意外と歴史も浅くWranglerネームとして考えると75年になります。
後発だけど生機なのかな?って色々探ってる時、当時のGIMMIE BOOK観てると面白いページが有りました。

カウボーイの格好をした子供が
「このジーンズはサンフォライズドされてるからママが洗いやすいって言ってる』って、正直古着だけだと、この生地の仕上げ方法までは探れてなかったのですが、小さいカウボーイのアドバイス通りサンフォライズドをしております。経9番緯9番の11.6ozになります。

Vintageの11MWという品番も11ozの生地を使ってるところから来ているようです。左綾なので綾が立ち、ムラの長さも長いので、Levi系よりも線で色落ちします。サンフォライズド加工はしておりますが、毛焼きとスキューは入れて無いので、Vintage同様に捩れは生じます。実物のWranglerビンテージを見ても、そういった捻れや縦落ち感はやはり見られますよね。

(裏地)
vintageを参考に米綿を使った綾素材のフランネル素材。
毛足の長い起毛感を表現するため、毛布を作る工場で試作を重ねてVintageと同じ様な起毛感を再現してます。Vintageには裏地の表記は8ozと記載されてますが,実際に計測すると11ozだったので実物同様、縦糸7番横糸7版にて11ozにて作成してます。
その誤差は現在リプロダクションする際にはよく有ります。
8ozとボタンにデカデカと印字されてるSuper Paydayのカバーオールも生地を計測すると10ozってのも個人的には興味深いです。ざっくり計測してたか、スペック上8ozだったか、計測方法が現在と違うとか色々推測出来る事が出来ます。

(下糸とデザイナーズジーンズ)
初のデザイナージーンズ?とWranglerが言われる由縁としては、ハリウッドの西部劇の衣装も手掛けていたデザイナーロデオベン氏がデザインをしてるからだと言われてます。よく語られる部分としてはプリーツ留めのステッチが丸いドットタックだったりアクションプリーツが付いてたりという部分に目が行きますよね。ただ今回ライニング付きVerを作るからこそ気付いた面白い考え方を発見しました。

通常、ワークウエアはステッチが金茶や生成りだったりが多いと思いますが下糸を変更するという概念がほとんど有りません。結果、バックスタイルを見た時にネーム付けのステッチが良くも悪くも浮いてます。
そんなステッチが、個人的にはワークだな!アメリカだな!と萌えるポイントでは有るんですが、さすがWranglerは世界初のデザイナーブランド。
通常ポケットを金茶の糸で縫い付ける際に上糸と下糸を同じで縫えば裏から見た時にはポケットのステッチが目立ちます。誰もそこに疑問は持ちません。ただ、ゴールデンライナーは違います。

おそらく黄色い生地に対して金茶のステッチが走る事がデザイナー的に許せなかったんでしょう...この年代には珍しく下色はライニングに合わせて変えられています。昨今の洋服ではよく使われる手法ですが、1950年代に偶然では無いと思いますが、このステッチに違和感を覚えたという所が一番デザイナーズジーンズだと思いました。このジーンズを眺めながら、他のワークウエアブランドは工場が仕様を決めてるんだろうなと思う部分が多いのに、ちょっと作り方の目線が違う部分が作ってて面白かったです。

Levisはプリーツの四角いステッチを解けばサイズをアジャスト出来ると言われてますがプリーツをドットタックで留めてるので解けなくなっちゃって実用的では無いのも有る意味デザイナーズ。

”私の家はデザイナーが設計してくれてるからメチャクチャカッコいいんだけど、時々住みづらいんだ。"
そんな家に住んで、そんなセリフを吐いてみたいものです。

以上、TCB HPより転載

以前、TCBの工場にお邪魔した日、偶然、仕上げを待つWorking Cat Heroがどさっと積み上げられていて、「お!これは!ラングラーっすね!!買います!」って言ったのが昨日のことのようです。「好きなんで作るんですけど、売れないですよ笑」って井上さんは笑ってましたが、ちゃんと売れましたね♪
そして年末のスペシャルで裏付きまで登場とは。素晴らしい。

ウンチクは↑TCBさんの詳細を熟読してください。とにかく好きなんで入荷です。お好きな方ぜひどうぞ♪


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